対症療法をくり返す自分

本山から出版されている同朋新聞二月号が届きました。その中で「人間は、対症療法的な取り組みなどでは解決できない課題を抱えている」とあります。生活の中で現れてくる悩みや心配ごと。これさえ解決すれば安心なのに、と思うことがあります。だけどその安心はつかの間の安心ですぐ不安や苦悩が目の前に立ちはだかります。そしてその悩みや不安をつくり出しているのは自分自身の心なのです。そこに目を向けずに対症療法でなんとか乗り切ろうとしてもうまくはいかない、そう気づかせてもらった言葉でした。同朋新聞を金宝寺ではお参りに来られた方にお渡しできます。良かったらご一読ください。

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コメント: 2
  • #1

    鈴木 孝 (水曜日, 27 1月 2016 18:12)

    真宗の学びは、ただ、聖典を解釈すること、そして、生活する中で課題をみつけてそしてそれを解決することです。課題とは、単なる自分の悩み悲しみ不安ではないと思います。それは、自分の心の問題ではありません。課題をつくりだすのは、日本という国家の問題です。
    親鸞聖人は、心の問題を課題として生きたわけではないと思います。
    心の問題を作り出した国家、国土を問題にしたと思います。
    天皇の国に生きるのか、阿弥陀如来の国に生きるのか?
    それが、真宗門徒に問われているのです。

  • #2

    朝倉 奏 (木曜日, 28 1月 2016 15:17)

    鈴木さんはそう考えておられるのですね。
    宮城顗先生が「信心は仏を信ずる心ではなくて、仏の心をいただいた心」とおっしゃっていますね。
    聖典や聞法会で見聞きしたことを武器にして自分を守ったり他を批判してしまう私たちですが、仏の心をいただいて、仏さまの言葉から自分を開き、他の人の言葉に耳を傾けていきたいものです。

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